6月1日に内閣不信任案が野党3党(自公たち日)から提出されて、翌2日に決議されました。提出の発端は、政権運営への批判と民主党内の反執行部側の議員が賛成すれば可決される見通しがあったからです。
決議までの過程では、民主党内の多数派工作が活発化したり、菅総理と鳩山元総理が2度、会談した結果、総理辞任の表明とその条件を念書にとったりしました。
その辞任表明を持って、内閣不信任案を否決しても、菅総理は「遠くない時期」に辞任するので、民主党は分裂をしなくて済み、新たに納得できる代表を選び直して、再スタートを切れる...はずでした。
内閣不信任案の否決後、菅総理は「遠くない時期」を「遠い時期」に独断で変えてしまいました。閣僚からは、あの会見は辞任表明という認識ではない、などと言い出す始末。結果を見れば、内閣不信任案を否決するために行った菅総理流の政治的手法だったようです。
批判的な一般論だと、内閣不信任案否決までに行った菅総理の行為は、詐欺行為に当たると思います。それも一対一ではなく、大勢を巻き込んだ悪質な詐欺行為です。反面、それとはまったく別の見方をすれば、結果オーライの(優れた?)政治手法と言う方もいるでしょう。政党内にいる政敵を利用した上で、否決後にさらなる締め付けを行って攻撃もできる政治手法です。
私の感想は、ただただ残念でした。別に大して怒ってはいません。残念な想いが深まったぐらいです。私たちの政治に、良心は一片も存在しないのだとわかりました。また、私は小泉改革と2009年の政権交代に期待していた大バカ者ということも確定しました。私の期待はほんの少しも叶えられることなく、最後まで利用されて終わりました。
もう投票に行くことはないかもしれません。税金も納めたくないので、納めないために無職になるかもしれませんww
私をここまで絶望させた菅政権は、衆愚政治の象徴であるように見えます。きっと今の日本にピッタリの政権なのでしょう。ただ個人的には、こんな誠実さの欠片もない卑劣な政治を許すわけにはいかないので、これを打ち破れるような行動を心がけて生きていきたいと思います。