エコポイントはエコじゃない!

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最近、話題のエコポイント。内容をよく確認してみることにしました。政府系サイトでわかりやすいページがなかったので、価格.comのエコポイント特集をチェックしました。ポイントの付き方とか理解しやすいです。しかし、ポイント表を見ていて少し疑問が。サイズが大きいほど、ポイント率が高いんですよね。でかいってことは消費電力が大きくないのかな?と思って、液晶テレビをいくつかチェックしたら、やはり消費電力が大きくなってました。

エコポイントの大小は、いわゆる環境性能(省エネとか)が大きく改善された商品ほど、大きく付くようなっているらしく、消費電力は特に関係ないようです。でも、いくら性能が良くても、結果的に消費電力が大きくなっていたら、エコじゃなくない?それに対してポイントが大きいのは変ですよ。

また、ポイントが付くのは3品目(「地デジ対応テレビ」「エアコン」「冷蔵庫」)なのですが、「地デジ対応テレビ」が特にポイントが高い。ページを見ると、買い替えのためにポイント増量しているとか。...理由が少しもエコじゃないですね。エコポイントの正しい名称は「大型家電&地デジポイント」とかの方がいいのでは?語呂が良くないですけど。

今使っている家電に対して、消費電力が小さくなったらポイントが付くっていうのなら納得できるんですけどね。

  • 2009-06-13 追記

このままでは、なんか気持ち悪いので、もう少し考えてみました。

エコポイントって、どこか不自然で受け入れがたいイメージを感じませんか?なんか、どこか変だなと考えているうち、「ポイント制度」だから変なのかな?と思いました。「ポイント制度」は、家電量販店の顧客囲い込み施策として大ヒットした制度です。ではエコポイントは、一体、誰を囲い込むのでしょう?国民全体が対象なら、それは囲い込みになりませんので、「ポイント制度」の持つ一番の機能は、この場合、あてはまらないようです。

さて、「ポイント制度」には、顧客囲い込み以外にも「キャンペーンでポイント倍増」などの特典誘導的な機能もあります。しかし、これが効果的に働くのは、やはり顧客囲い込みがあってのこと。「他のお店で買うよりお得ですよ」というのが狙いですから。政府なら、これと同じことは別の手段でも実現可能です。減税とか補助金とかでね。

結局、補助金とかの昔からある方法では面白くないし、減税は法律の改正が大変なので、手軽に新しいことをやってみたよ〜、みたいな気がしてきました。それが微妙にハズしている感のあるところが政府の施策らしくていいですねー。

これを書いている現時点では、ポイントの使い道が不明なので断言できませんが、自分にとってお得な制度だったら使ってみてあげましょうか。

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