3月11日に発生した東日本大震災によって、福島原発の6台すべての原子炉設備が影響を受け、すでに2ヶ月以上経過していますが、放射能汚染は一向に終息する気配がありません。そのことについて、私はとても怒っています。どんな理由があって、私たちが放射能汚染を受けなくてはならないのか?政府は、私たちをモルモットや家畜と同列に見ているのではないでしょうか?
3台の原子炉は大破しており、「通常の方法」では、放射能物質の施設外部への流出を止めることができない状態です。放射能物質の中には、放射能を失うまでの期間が何万年もかかるものがあり、それらがごく微量ではありますが、日々、私たちの周辺に蓄積していきます。水や食べ物から体内被曝することもあるでしょう。今はわずかな量であっても、蓄積していくにつれ健康被害が顕在化する量に達します。私たちは現在進行形で、確実に被害を受けています。
そんな状況に直面しているというのに、責任感の欠片も見せない政府と東電には、怒り爆発です。また、他人事のように、怒る素振りを見せないみなさんも同様です。なんでそんなにシレーッとしていられるのか?自分や家族の身を守りたくはないのか?政府や東電、みなさんも含めて、全員、諦めてしまっているのでしょうか?
怒って何かが変わるのか?と問われれば、それに反応して、政府と東電が責任感ある行動をとる可能性がある、と答えます。今のように、怒りをほとんど表現しなければ、この場をどうにか凌がれてしまい、時間が過ぎれば、彼らから反省の気持ちもなくなるでしょう。そして、同じ過ちを繰り返し、私たちがまた被害を受けます。それが人間だと言われれば、それまでですが。
私は怒りを胸に、福島原発の行方を見ていきたいと思います。